デザイン思考の誤解。

デザイン思考って・・

なんか誤解されてるんじゃない?と
余計な心配をしてしまっています・・。

「これからのクリエイティブな仕事術」
「イノベーションを導くためのスキーム」とかを強調する前に

まずは

単に「デザイン思考家」と言われる人たちの
頭の使い方、感じ方の「クセ」でしかない、

という事を、
しっかり伝えた方がいいんではないでしょうか・・。

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「デザイン思考家」は
「勉強家」「野心家」「愛妻家」「皮肉屋」etcという類の
気質、パーソナリティを表す言葉で

「愛妻家」が、無意識のうちに
「妻ファースト」の思考を働かせるのと同じように

「デザイン思考家」が、意図せず働かせている思考が
デザイン思考なんじゃないでしょうか?

あくまで、内面の話だと思うのです。

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世の中が期待している、
「仕事術」「ノウハウ」としてのデザイン思考は

外面から「デザイン思考家」のマネをする(学ぶ)
アプローチだと思うのですが、

(それがいけない、と言いたい訳ではありません。念のため。)

「デザイン思考を身につけて、仕事に生かそう!」と性急に煽りすぎるせいで

マジメでお堅い合理的思考家が、そのままの思考のまま
デザイン思考を「身につける」(=装着しているイメージ)という

コレジャナイ状況が
広がっていないでしょうか・・。

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遊び盛りの子供達に
いくら「将来、お金持ちになりたいのなら、勉強しなさい」と
言って聞かせたところで、
おそらく「勉強家」は生まれてきませんよね。

(勉強に励む子、ガリ勉は、もちろん生まれるでしょうが。)

「勉強家」というパーソナリティは
勉強する事自体に喜びを感じていて、それ自体が目的になっているような人
のことを言うように思います。

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「仕事のために、デザイン思考を身につけよう!」
といった目的のためではなく

何事であってもデザイン的に見る(見えちゃう)
楽しさに触れてもらった方が

「クリエイティブ」に仕事に向き合ったり、
「イノベーション」を起こしたりするような人が
生まれてくるのではないでしょうか・・。

(本来、期待されている事は、
 デザイン思考を身につける事ではなく、
 こちらでしょう?・・・。)

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内面を変えること、
心に「クセ」をつける事が
そう容易いとは思えません・・。が、

「デザイン思考が「クセ」づいたなら
 きっと仕事にも違いが生まれるよ」

くらいのニュアンスで伝えたらイイのに・・

と、誰に向かって言ったら良いのか
分からない文句を
本屋さん等では呟いてしまいそうになります・・

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デザイン好きの端くれとしては、

まず素朴に「なんか楽しそう」と見初めた上で
入門してもらえたら、と思うのです。